挨拶

新年のご挨拶

一般社団法人広島市中区医師会
会長 田邉 徹行
令和6年1月

 新年明けましておめでとうございます。先生方におかれましては平素より中区医師会の運営・事業にご協力いただき誠にありがとうございます。
 ここ数年社会全体に多大な被害を及ぼしてきた新型コロナが、昨年はついに感染症法上の取り扱いが2類相当から5類へと変更になり、社会生活はほぼコロナ禍前の状態となり一応の終息宣言かと思われました。しかしインフルエンザなどの流行もあり、感染弱者であるお年寄りや子供を診察する医療業界ではまだまだ感染対策の手を緩めるわけにはいきません。これからも多種多様な感染症との戦いは日々続いていきます。
 この様な中で広島県は新病院構想として病院再編を進めようとしています。中区でも中核病院の一つである中電病院が廃止統合され、舟入市民病院をはじめとするいくつかの病院の一部機能を移転する予定となっています。まだ詳細は決まっておりませんが、このことについては広島県医師会とともに中区医師会もしっかりと注視し意見を述べていかないといけないと思います。また広島市医師会では以前より問題となっていた看護学校の存続と新医師会館の建設について今年早々の決着を目指しており、広島市医師会の下部組織である中区医師会でも意見を集約する時を迎えております。これらの重要案件以外にも、在宅医療介護連携、学術講演会、市民公開講座など中区医師会のやるべき業務はまだまだあります。これらの業務も決しておろそかにはできません。
 今年は”Year of the Dragon”です。竜は空想上の動物でありますが、中区医師会の仕事は絵に描いた餅に終わることなく、一つ一つを確実に実行してまいりたいと思います。そのためにも中区医師会会員の先生方と一緒に頑張って行く所存ですので、引き続いてのご支援ご協力の程よろしくお願い致します。